在福岡米国領事館とKYUSEC(九州セキュリティシンポジウム実行委員会)「米国と九州のサイバーセキュリティ・パートナーシップ」イニシアチブを発表しました
2024年6月28日
株式会社QTnet
2024年6月17日(月)、在福岡米国領事館と当社QTnetをはじめとした九州の企業や大学などから構成する産官学組織「KYUSEC(九州セキュリティシンポジウム実行委員会)」は、「米国と九州のサイバーセキュリティ・パートナーシップ」イニシアチブを発表しました。
同日、在福岡米国領事館福岡アメリカン・センターにて行った会見で、ラーム・エマニュエル駐日米国大使は、「九州は半導体分野など経済的な重要性が非常に高まる中で、付随するリスクも高まっている。全体のシステムの弱点を把握し安全を強化することが大切だ」と強調しました。
KYUSEC尾家祐二委員長も、「この取り組みは、公共、民間、学術界、法執行機関、市民社会の枠を超え、多様な組織にご参加・ご協力いただき、知恵を結集することで九州地区のサイバーセキュリティ能力を高めるものである。」と述べ、九州地域のサイバーセキュリティ専門家の育成とサイバー防衛の強化に期待を寄せました。
また、在福岡米国領事館チュカ・アシーケ首席領事も、「九州が日本のハイテク分野の変革とグローバルサプライチェーンで果たす不可欠な役割を認識し、より多くのパートナー組織の参加を歓迎する。」と、このイニシアチブの拡大について言及しました。
在福岡米国領事館とKYUSECは2023年から協力を開始し 、元ホワイトハウスのサイバーセキュリティアドバイザーによるセミナーを福岡や長崎で開催し、九州の専門家、メディア、大学生と対話してきました。
今回の発表を機に、公共・民間・学術・法執行・市民社会の新たな組織・団体がパートナーとして参加することとなりました。
今後はこれらの新たなパートナーと共に、トレーニング、専門家交流、会議、ワークショップ、公共メッセージングキャンペーン、サイバーセキュリティツールの共有など活動を立ち上げ、最新の世界トレンドやテクノロジーを学ぶとともに、多様な国際パートナーとの連携を通じて、九州地域のサイバーセキュリティの知見向上 と能力強化に努めてまいります。
◆イニシアチブに参加することに賛同したパートナー組織・団体
<九州>
KYUSEC/(一社)九州経済連合会/九州大学/長崎県立大学/九州商工会議所連合会/九州電力㈱/㈱福岡銀行/㈱西日本シティ銀行/西日本鉄道㈱/西部ガスホールディングス㈱/㈱九電工/九州旅客鉄道㈱/㈱QTnet
<米国>
在福岡米国領事館/グーグル(同)/イルミオジャパン(同)/SailPointテクノロジーズジャパン(同)/FBI(連邦捜査局)/日本マイクロソフト㈱
<国際機関>
Global Cyber Alliance
〔参考〕在日米国大使館と領事館のホームページ
https://jp.usembassy.gov/ja/us-kyushu-announce-cybersecurity-partnership-ja/
以 上